今、日本で飼育されているサザナミインコは、日本でブリードされた子たちです。
だから、野生下ではどんなふうに生活してるかとかは、あまり関係ないかもしれません。
でも、私は知りたいと思いました。
飼育情報としては特に役に立たないからか、野生のサザナミインコの詳しい情報はそれほど載っていません。
せいぜい、原産国について、標高の高いところにいる、30羽くらいの群れで暮らしているくらいでしょう。
今日は、大学受験レベルの地理の知識を生かして、野生のサザナミインコが暮らしてる地域や気候を調べて考えてみたいと思います。
生息地(手描き地図あり)
インコさんと暮らしてると、生息地はどの辺だってみんな知ってると思います。
はい、サザナミインコはメキシコの南の方から南米のボリビアくらいまでですね。
頑張って地図を書いてみました!!
中央アメリカから南アメリカ
実際書いてみると、割と広範囲に生息しているのが分かりますね。
しかも海沿いの方。風の影響を受けやすそう。気温差がありそう。
赤道も書いたので、北半球にも南半球にもサザナミインコがいることが分かりますね。
パッとこれだけ見ると、「暑いとこの子?」って感じですよね。
なので、ちょっとここに地形をプラスしてみました!
ざっくりとした地形
がっつりと山脈にかかってます!!
あ、たしかに山岳地ですね。
しかも、環太平洋造山帯で、アンデス山脈があります!
アンデス山脈などの新期造山帯は、中生代以降に造山活動を受けたところで、急峻な山地が多く見られます。
おお!地理と合わせると面白いですね!
気候を調べてみた
地図だけ見ると、ケッペン気候区分でいうところの、熱帯気候になりますが、高山の気候はケッペンの気候区分に含まれないとのこと。
熱帯気候の中に乾燥帯気候や温帯気候が含まれるので、山岳気候という区分。
山岳気候は以下の2つ!!
書いてみましたが、いまいちピンときません。
サザナミインコの生息地が南北に広がってることだし、北からグアテマラ、エクアドル、ボリビアで気候がどうなってるか調べてみました!
あと比較に日本も比較に入れました。何で東京にしたか・・・それは私が住んでるから。
調べて自分でエクセルで作ったグラフです!!
グアテマラのグアテマラシティー(標高1500m)
日本と同じ北半球ですが、冬の間は降水量が少ないですね。
気温も一定ですが、一日での気温差が大きい気がします。
エクアドルのキト(標高2850m)
赤道直下だからすごく暑いか・・・と思ったらそうでもなく。
標高がグアテマラの約2倍の高さだからでしょうか。
気温も平均だったら、「過ごしやすい気候」と表現されそうですが、気温差が大きいです。
ボリビアのラパス(標高3625m)
ここまでくると、たぶんサザナミインコさんは生息してなさそう・・・。
気温も降水量も低いですね。
最高気温と最低気温は一年通して同じくらいだけど、6月から8月までは氷点下ですね。
南半球だから、日本の夏はこちらでは冬です。やっぱり冬は寒い。
日本の東京(40m)
慣れ親しんだグラフって感じですね。
季節を感じる気温と、この降水量!お米がおいしく作れるわけだ!
標高も一応書きましたが、すごく低く感じますね!
気温だけ比べてみた時の考察
最高気温と最低気温の二つのグラフを並べてみました!
サザナミインコさんが住んでる場所と日本とではずいぶん違いがありますね。
標高が高くなるほど、気温は下がっていきますが、日本以外は年間通して一定です。
また一日の気温差は、日本が5℃前後なのに対し、どの国も10℃くらい差があります。
昼と夜の気温差が激しいとこに、サザナミインコさんは暮らしているんですね!
夜はみんなでくっついて暖をとって寝ているんじゃないかなぁ?
これを見てみると、寒さに強く暑さに弱いって言われる理由がなんとなくわかりましたね!
高山農業から何を食べてるか想像してみた!
ココからは想像なんですけど・・・いえ今までも想像だったんですけど・・・。
サザナミインコさんたちは人間が作った作物をちょっと食べに来たりしないのかなぁって。
農業に関しても、ちょっと図を書いてみました!
植生と農作物についてです!
大学受験で使いそうな図
もうちょっと幅を広めにすればよかったです・・・。サザナミインコさんがいるのが下の方になっちゃった・・・。
標高しか考えていないため不完全な図ではあります。実際、山といっても海側の方と陸側の方があるので・・・。
あと、受験地理では他にもカカオ、コーヒー、タバコなどが農作物で入っているのですが、「サザナミちゃんに毒!けしからん!」ってことで私は載せませんでした!
農作物を見てみると、トウモロコシとか麦類とか、バナナとか・・・食べに来てそうでしょ?
まとめ
サザナミインコさんが住んでる地域の地形や気候、標高ごとの農作物を調べてみました。
サザナミインコは寒さに強く暑さに弱いと言われている理由が分かりました。
野生では、こんなに気温の日較差がある地域にいるんですね。
とはいえ、これは野生のサザナミインコさんの話。
お家にいる子が本当にそういう性質があるかは、飼い主さんが観察して見極めてあげてくださいね!
今回は自分の手を動かして、地図やら図やらを作ったので、結構頭に入りました!
文字だけだと、さっぱりイメージがわかないので、メモには絵を入れることにしよう!
参考
・eBird Japan(Bolborhynchus lineolaのページ)
・Weather Spark
・新詳 資料 地理の研究(帝国書院)
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