サザナミインコをお迎えしようとしたときに、あらかじめネットで調べて出てくること。
「鳴き声が小さい」「おっとり」「不思議ちゃん」と性格のこと以外に
「シード食だと未消化便をすることがある」というの、見たことありますか?
この理由として、「シードをすりつぶすのが下手」とか
「野生ではシードのような固いものは食べていないから消化器が対応してない」とか
いろいろと考察があります。
未消化便というのは、読んで字のごとし、「消化されていない便」のことです。
消化されない = 栄養として体に吸収されない
生き物として、ひじょーにマズイ状況なわけです。
これ関して、うちでも結構頭を悩ませたので、その時の状況や対策をメモしておきます。
ミーちゃんのお食事内容
ペットショップで食べてたもの
ミーちゃんは2017年10月生まれで、2017年12月末にウチに来ました。
もうすでに一人でゴハンを食べられたので、挿餌はしませんでした。
お迎えしたところは、ホームセンター付属のペットショップです。
エサ入れを覗いてみると、ほぼヒエしか入ってなさそうでした・・・。
店員さんに聞くと「この子はシードをしっかり食べてくれるので、シードあげれば大丈夫!」とのことでした。
家に来てから食べてたもの
セキセイインコ用のシードミックスをあげてました。
身体が大きいから中型インコのシードにしようかと思いましたが、固いシードの殻が割れないようなので、小型インコのものにしました。
おなかが弱いインコさんだから、ペレットも一応食べさせてました。
でも、シードがあったらペレットなんてあまり食べませんよね。
シードのほうが好きだし。
それでも、フンもちゃんと出てたし痩せたりしなかったので勝手に
「ミーちゃんはお腹が強い子なのかも」
「小さいころからシードに慣れさせていれば大丈夫なのかも」
という考えを持ってしまってました。
それが失敗でした。
初めて未消化便をした日の状況
この状況はメインのブログの方で紹介したことがあります。
もしかしたら、少し体調が悪かったのかもしれません。
まったくそんな気配は感じられませんでしたし、食欲もあり、遊んでいました。
この時の記事では、急に寒くなったせいでエネルギーが消化に回らなかったのかも?と考察しています。
このときは、「栄養が摂取できなくなる!」よりも「腸にシードが詰まる!」に怯えていた気がします。
未消化便の対策と考察・・・と反省
参考リンクで紹介した記事の内容も踏まえ、新たに今の考えを書いてみたいと思います。
どうすれば悪化せずに済むか
以下を取り組みました。
シードが消化されないのだから、栄養面と腸イレウスの心配がありました。
なので、シードは撤去。ミーちゃんは慌ててましたが、完全撤去です。
消化にいいもの、具体的には「オーツ麦、ペレット、コーン、グリーンピース、リンゴ、豆苗」です。
他にも食べられる野菜や果物を入れました。
「寒さに強い」こと、特に寒そうにしてなかったことからワット数の低いヒーターを使っていました。
ワット数の高いものと交換して、ケージの周りをタオルで囲みました。
どうして未消化便をしたか
ペットショップの店員さんの言葉を鵜呑みにしてシード食にしていたからです。
知識として知っていたのにもかかわらず、「大丈夫だろう」と安易に考えていました。
今は声を大にして言えます。
日本で、サザナミインコと暮らすなら、主食はペレットにせよ!!
そうすれば、未消化便や腸イレウス(キビ詰まり)の心配はクリアできます。
もちろんペレットは万能じゃありません。
腸には詰まらないけど、ノドに詰まらせる可能性があり、飼い主さんは常に工夫する必要があるのです。
それを差し引いても、やはり ペレット>>>>シード です。
まとめ
ミーちゃんの未消化便をした時の状況や反省点をメモしてみました。
自分が慌てて取った対策が、本当に良いものだったかは謎です。
ただ、この時はこの対策で自宅看護で元気になりました。
まぁ、元気は最初からあったのですが、すっかり回復してアーちゃんのシードをつまみ食いしても
未消化便を出すことはありませんでした。
この時の経験から、サザナミインコさんはやっぱりシードで育てるよりも、ペレットがいいなぁと思ったのです。
また、オーツ麦はなかなか優秀です。
あと、嫌がる人もいるかもしれませんが、ミックスベジタブルもかなり使えます。
消化できて、しっかり食べてくれるものを健康な時に探しておくといいかもしれません。
コメント